?-? 奈良時代の官吏。 舎人(とねり)親王の大舎人。親王に献上した「心の著く所無き歌」2首が16巻におさめられている。 ある日、舎人親王が「無意味歌(くだらない歌)を作る者がいたら褒美をやろう。」とおっしゃった。すると安倍子祖父は即座にこの2首を作って献上した。親王は「面白い。それによく考えられた歌だ。よし褒美を出そう。」と言い、金二銭文を渡した。舎人親王は天武天皇の皇子のこと。