用語集

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史(古い姓)

史(ふひと)。 古代日本の姓(かばね)の一つであり、八色の姓より下のランクになる。文書記録の仕事を朝廷で担当した文人(ふみひと)が転じて「史」と呼ばれるようになった。 概要 文章の仕事とは、公文、税の計算記録、戸籍、写経など、多岐にわたる...
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十干十二支

十干十二支(じっかんじゅうにし)。 十二支の動物(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)と十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)という数を組み合わせ、60周期にした古来中国の旧暦。 万葉集ではよく使われている暦で、60...
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題詞

題詞(だいし)は頭注ともいう。 歌の頭につくタイトルのようなもの。 意味としては、「ここから先は、〇〇さんが作った歌◯首ありますよ。」のような意味で使われる。 概要 最初に万葉集を読むと面食らうが、自分が読んでいる歌より前の歌を読んでい...
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左注

左注(さちゅう)。 歌の末につく補足。 意味としては、「ここまでの歌は、〇〇さんが作った歌で◯首でした。」のような意味で使われる。 概要 左注は題詞と同じような形式で使われることが多い。 概要も似たような説明になる。万葉集は、歌だけ...
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四等官

四等官(しとうかん)。 位階とは別に付けられた等級。位階が高くても、四等官では下の方だった、ということもある。 現代的にいうと、「お父さんは大企業に務める管理職で代々エリートではあるが、息子は聞いたこともない会社の平社員である。」というよ...
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幸(万葉集での意味)

「幸」は一般的に「行幸」のことを指す。 行幸は天皇の外出のことで、万葉集ではその時に天皇とやり取り(直接か、人を通してかは不明。)で作られた歌が多くある。
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八色の姓

八色の姓(やくさのかばね)という。 天武天皇が天武13年(684年)に作った身分を表す称号のこと。 一番上から「真人(まひと)、朝臣(あそみ・あそん)、宿禰(すくね)、忌寸(いみき)、道師(みちのし)、臣(おみ)、連(むらじ)、稲置(い...
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枕詞

古くから用いられている修辞技法。 修飾語のような意味を持つので、枕詞単体では意味を成さないが、続けて何かの言葉に掛かることで、より情景や臨場感のある言葉へと変化する。そのため現代訳では、あえて訳さない場合が多い。 万葉集での枕詞は、5音...
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