万葉集 第17巻 4012番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第17巻4012番歌はこちらにまとめました。

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第17巻 4012番歌

第17巻
歌番号4012番歌
作者大伴家持
題詞(思放逸鷹夢見感悦作歌一首[并短歌])
原文矢形尾能 多加乎手尓須恵 美之麻野尓 可良奴日麻祢久 都奇曽倍尓家流
訓読矢形尾の鷹を手に据ゑ三島野に猟らぬ日まねく月ぞ経にける
かなやかたをの たかをてにすゑ みしまのに からぬひまねく つきぞへにける
英語(ローマ字)YAKATAWONO TAKAWOTENISUゑ MISHIMANONI KARANUHIMANEKU TSUKIZOHENIKERU
矢羽根のような尾羽をもつ鷹を手に乗せて、三島野に出かけ、鷹狩りに興じない日が重なり、とうとう月が変わってしまった。
左注(右射水郡古江村取獲蒼鷹 形<容>美麗鷙雉秀群也 於時養吏山田史君麻呂調試失節野猟乖候 摶風之翅高翔匿雲 腐鼠之<餌>呼留靡驗 於是<張>設羅網窺乎非常奉幣神祇恃乎不虞也 <粤>以夢裏有娘子喩曰 使君勿作苦念空費<精><神> 放逸彼鷹獲得未幾矣哉 須叟覺<寤>有悦於懐 因作却恨之歌式旌感信 守大伴宿祢家持 [九月廾六日作也])
校異
用語天平19年9月26日、年紀、作者:大伴家持、動物、地名、高岡、富山、狩猟