万葉集 第5巻 846番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第5巻 846番歌

第5巻
歌番号846番歌
作者小野田守
題詞(梅花歌卅二首[并序] / 天平二年正月十三日 萃于帥老之宅 申宴會也 于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香 加以 曙嶺移雲 松掛羅而傾盖 夕岫結霧鳥封q而迷林 庭舞新蝶 空歸故鴈 於是盖天坐地 <促>膝飛觴 忘言一室之裏 開衿煙霞之外 淡然自放 快然自足 若非翰苑何以r情 詩紀落梅之篇古今夫何異矣 宜賦園梅聊成短詠)
原文可須美多都 那我岐波流卑乎 可謝勢例杼 伊野那都可子岐 烏梅能波那可毛[小野氏淡理]
訓読霞立つ長き春日をかざせれどいやなつかしき梅の花かも[小野氏淡理]
かなかすみたつ ながきはるひを かざせれど いやなつかしき うめのはなかも
英語(ローマ字)KASUMITATSU NAGAKIHARUHIWO KAZASEREDO IYANATSUKASHIKI UMENOHANAKAMO
霞んでいる春の長い一日をめいめい梅の小枝をかざして遊んでいるけれど、いやあ梅花は飽きないですね。
左注
校異波那 [類][矢][京] 波奈
用語梅花宴、作者:小野田守、太宰府、福岡、天平2年1月13日、年紀、宴席、地名、植物