万葉集 第5巻 845番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第5巻 845番歌

第5巻
歌番号845番歌
作者門部石足
題詞(梅花歌卅二首[并序] / 天平二年正月十三日 萃于帥老之宅 申宴會也 于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香 加以 曙嶺移雲 松掛羅而傾盖 夕岫結霧鳥封q而迷林 庭舞新蝶 空歸故鴈 於是盖天坐地 <促>膝飛觴 忘言一室之裏 開衿煙霞之外 淡然自放 快然自足 若非翰苑何以r情 詩紀落梅之篇古今夫何異矣 宜賦園梅聊成短詠)
原文宇具比須能 麻知迦弖尓勢斯 宇米我波奈 知良須阿利許曽 意母布故我多米[筑前拯門氏石足]
訓読鴬の待ちかてにせし梅が花散らずありこそ思ふ子がため[筑前拯門氏石足]
かなうぐひすの まちかてにせし うめがはな ちらずありこそ おもふこがため
英語(ローマ字)UGUHISUNO MACHIKATENISESHI UMEGAHANA CHIRAZUARIKOSO OMOFUKOGATAME
ウグイスも待ちかねていた梅の花、どうか散らないでおくれ、今愛でているわれらがために。
左注
校異
用語梅花宴、作者:門部石足、太宰府、福岡、天平2年1月13日、年紀、宴席、地名、植物、動物