第5巻814番歌はこちらにまとめました。
第5巻 814番歌
巻 | 第5巻 |
歌番号 | 814番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (筑前國怡土郡深江村子負原 臨海丘上有二石 大者長一尺二寸六分 圍一尺八寸六分 重十八斤五兩 小者長一尺一寸 圍一尺八寸 重十六斤十兩 並皆堕圓状如鷄子 其美好者不可勝論 所謂p尺璧是也 [或云 此二石者肥前國彼杵郡平敷之石 當占而取之] 去深江驛家二十許里近在路頭 公私徃来 莫不下馬跪拜 古老相傳曰 徃者息長足日女命征討新羅國之時 用茲兩石挿著御袖之中以為鎮懐 [實是御裳中矣] 所以行人敬拜此石 乃作歌曰) |
原文 | 阿米都知能 等母尓比佐斯久 伊比都夏等 許能久斯美多麻 志可志家良斯母 |
訓読 | 天地のともに久しく言ひ継げとこの奇し御魂敷かしけらしも |
かな | あめつちの ともにひさしく いひつげと このくしみたま しかしけらしも |
英語(ローマ字) | AMETSUCHINO TOMONIHISASHIKU IHITSUGETO KONOKUSHIMITAMA SHIKASHIKERASHIMO |
訳 | 天地と共に末永く語り継がれるようにと、神功皇后自らがこの霊妙な霊石をお置きになったものらしい。 |
左注 | 右事傳言那珂<郡>伊知郷蓑嶋人建部牛麻呂是也 |
校異 | <> 郡 [西(右書)][紀][細][温] |
用語 | 作者:山上憶良、伝説、鎮懐石、神功皇后、福岡、古事記、地名 |