万葉集 第17巻 3925番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第17巻 3925番歌

第17巻
歌番号3925番歌
作者葛井諸会
題詞(天平十八年正月白雪多零積地數寸也 於時左大臣橘卿率大納言藤原豊成朝臣及諸王諸臣等参入太上天皇御在所 [中宮西院]供奉掃雪 於是降詔大臣参議并諸王者令侍于大殿上諸卿大夫者令侍于南細殿 而則賜酒肆宴勅曰汝諸王卿等聊賦此雪各奏其歌) / 葛井連諸會應詔歌一首
原文新 年乃婆自米尓 豊乃登之 思流須登奈良思 雪能敷礼流波
訓読新しき年の初めに豊の年しるすとならし雪の降れるは
かなあらたしき としのはじめに とよのとし しるすとならし ゆきのふれるは
英語(ローマ字)ARATASHIKI TOSHINOHAJIMENI TOYONOTOSHI SHIRUSUTONARASHI YUKINOFURERUHA
新しい年の初めに実り多い年になるだろうと告げる印に相違ない。この降り続く雪は。
左注(藤原豊成朝臣 / 巨勢奈弖麻呂朝臣 / 大伴牛養宿祢 / 藤原仲麻呂朝臣 / 三原王 / 智奴王 / 船王 / 邑知王 / <小>田王 / 林王 / 穂積朝臣老 / 小田朝臣諸人 / 小野朝臣綱手 / 高橋朝臣國足 / 太朝臣徳太理 / 高丘連河内 / 秦忌寸朝元 / 楢原造東人 / 右件王卿等 應詔作歌依次奏之 登時不記其歌漏失 但秦忌寸朝元者 左大臣橘卿謔云 靡堪賦歌以麝贖之 因此黙已也)
校異
用語天平18年1月、年紀、作者:葛井諸会、肆宴、宴席、奈良、宮廷、寿歌、応詔