万葉集 第17巻 3896番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第17巻 3896番歌

第17巻
歌番号3896番歌
作者作者不詳
題詞(天平二年庚午冬十一月大宰帥大伴卿被任大納言 [兼帥如舊]上京之時ソ従等別取海路入京 於是悲傷羇旅各陳所心作歌十首)
原文家尓底母 多由多敷命 浪乃宇倍尓 思之乎礼波 於久香之良受母 [一云 宇伎C之乎礼八]
訓読家にてもたゆたふ命波の上に思ひし居れば奥か知らずも [一云 浮きてし居れば]
かないへにても たゆたふいのち なみのうへに おもひしをれば おくかしらずも [うきてしをれば]
英語(ローマ字)IHENITEMO TAYUTAFUINOCHI NAMINOUHENI OMOHISHIWOREBA OKUKASHIRAZUMO [UKITESHIWOREBA]
家にいても揺れ動くわが命、波の上に揺られて思うに、これから先が不安でならない。
左注(右九首作者不審姓名)
校異
用語天平2年11月、年紀、旅人従者、異伝、羈旅、漂泊、不安、大伴旅人