第5巻811番歌はこちらにまとめました。
第5巻 811番歌
巻 | 第5巻 |
歌番号 | 811番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (大伴淡等謹状 / 梧桐日本琴一面 [對馬結石山孫枝] / 此琴夢化娘子曰 余託根遥嶋之崇<巒> 晞o九陽之休光 長帶烟霞逍遥山川之阿 遠望風波出入鴈木之間 唯恐 百年之後空朽溝壑 偶遭良匠散為小琴不顧質麁音少 恒希君子左琴 即歌曰)僕報詩詠曰 |
原文 | 許等々波奴 樹尓波安里等母 宇流波之吉 伎美我手奈礼能 許等尓之安流倍志 |
訓読 | 言とはぬ木にはありともうるはしき君が手馴れの琴にしあるべし |
かな | こととはぬ きにはありとも うるはしき きみがたなれの ことにしあるべし |
英語(ローマ字) | KOTOTOHANU KINIHAARITOMO URUHASHIKI KIMIGATANARENO KOTONISHIARUBESHI |
訳 | 私はもの言わぬ琴ですが、あなた様のような立派な方の愛用の琴になりたいと願っています。 |
左注 | 琴娘子答曰 / 敬奉徳音 幸甚々々 片事覺 即感於夢言慨然不得止黙 故附公使聊以進御耳 [謹状不具] / 天平元年十月七日附使進上 / 謹通 中衛高明閤下 謹空 |
校異 | 止黙 [矢][京] 黙止 |
用語 | 作者:大伴旅人、創作、藤原房前、贈り物、老荘、朝隠、書簡、対馬、天平1年10月7日、年紀 |