第5巻798番歌はこちらにまとめました。
第5巻 798番歌
巻 | 第5巻 |
歌番号 | 798番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | ((盖聞 四生起滅方夢皆空 三界漂流喩環不息 所以維摩大士在于方丈 有懐染疾之患 釋迦能仁坐於雙林 無免泥j之苦 故知 二聖至極不能拂力負之尋至 三千世界誰能逃黒闇之捜来 二鼠<競>走而度目之鳥旦飛 四蛇争侵而過隙之駒夕走 嗟乎痛哉 紅顏共三従長逝 素質与四徳永滅 何圖偕老違於要期 獨飛生於半路 蘭室屏風徒張 断腸之哀弥痛 枕頭明鏡空懸 染k之涙逾落 泉門一掩 無由再見 嗚呼哀哉 / 愛河波浪已先滅 苦海煩悩亦無結 従来厭離此穢土 本願託生彼浄刹 / 日本挽歌一首)反歌) |
原文 | 伊毛何美斯 阿布知乃波那波 知利奴倍斯 和何那久那美多 伊摩陀飛那久尓 |
訓読 | 妹が見し楝の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干なくに |
かな | いもがみし あふちのはなは ちりぬべし わがなくなみた いまだひなくに |
英語(ローマ字) | IMOGAMISHI AFUCHINOHANAHA CHIRINUBESHI WAGANAKUNAMITA IMADAHINAKUNI |
訳 | 妻が愛した栴檀の花が散らんとしている。亡くなって間がなく涙がとまらないのに。 |
左注 | (神龜五年七月廿一日 筑前國守山上憶良上) |
校異 | – |
用語 | 作者:山上憶良、大伴旅人、仏教、無常、哀悼、亡妻、太宰府、福岡、地名、神亀5年7月21日、年紀 |