万葉集 第13巻 3253番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第13巻 3253番歌

第13巻
歌番号 3253番歌
作者 柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)
題詞 柿本朝臣人麻呂歌集歌曰
原文 葦原 水穂國者 神在随 事擧不為國 雖然 辞擧叙吾為 言幸 真福座跡 恙無 福座者 荒礒浪 有毛見登 百重波 千重浪尓敷 言上為吾 <[言上為吾]>
訓読 葦原の 瑞穂の国は 神ながら 言挙げせぬ国 しかれども 言挙げぞ我がする 言幸く ま幸くませと 障みなく 幸くいまさば 荒礒波 ありても見むと 百重波 千重波しきに 言挙げす我れは <[言挙げす我れは]>
かな あしはらの みづほのくには かむながら ことあげせぬくに しかれども ことあげぞわがする ことさきく まさきくませと つつみなく さきくいまさば ありそなみ ありてもみむと ももへなみ ちへなみしきに ことあげすわれは [ことあげすわれは]
英語(ローマ字) ASHIHARANO MIDUHONOKUNIHA KAMUNAGARA KOTOAGESENUKUNI SHIKAREDOMO KOTOAGEZOWAGASURU KOTOSAKIKU MASAKIKUMASETO TSUTSUMINAKU SAKIKUIMASABA ARISONAMI ARITEMOMIMUTO MOMOHENAMI CHIHENAMISHIKINI KOTOAGESUWAREHA [KOTOAGESUWAREHA]
葦原(あしはら)の瑞穂の国は神の国柄として言葉に出して言いつのらないのですが、私は申し上げます。言葉に出してご無事でと。ご無事でいらっしゃいませと。何事もなくご無事でいらっしゃって、変わらぬ今の姿のままお逢いしとうございます。荒磯に寄せる百重波千重波のように幾度もご無事であれと言葉に出して申し上げます。[申し上げます]。
左注 (右<五>首)
校異 ; [言上為吾] [元][天][類](塙)(楓)
用語 人麻呂歌集、非略体、枕詞、送別、遣唐使
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