万葉集 第5巻 870番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第5巻 870番歌

第5巻
歌番号870番歌
作者作者不詳
題詞(憶良誠惶頓首謹啓 / 憶良聞 方岳諸侯 都督刺使 並依典法 巡行部下 察其風俗 意内多端口外難出 謹以三首之鄙歌 欲寫五蔵之欝結 其歌曰)
原文毛々可斯母 由加奴麻都良遅 家布由伎弖 阿須波吉奈武遠 奈尓可佐夜礼留
訓読百日しも行かぬ松浦道今日行きて明日は来なむを何か障れる
かなももがしも ゆかぬまつらぢ けふゆきて あすはきなむを なにかさやれる
英語(ローマ字)MOMOGASHIMO YUKANUMATSURADI KEFUYUKITE ASUHAKINAMUWO NANIKASAYARERU
筑前(福岡県西部)から松浦まで百日もかかるというわけじゃなく、今日行けば明日にでも帰ってこられる近場なのにどこか差し障りがあるのであようか。
左注天平二年七月十一日 筑前國司山上憶良謹上
校異
用語作者:山上憶良、大伴旅人、太宰府、松浦佐用姫、天平2年7月11日、年紀、地名