第5巻838番歌はこちらにまとめました。
第5巻 838番歌
巻 | 第5巻 |
歌番号 | 838番歌 |
作者 | 榎井王(榎井) |
題詞 | (梅花歌卅二首[并序] / 天平二年正月十三日 萃于帥老之宅 申宴會也 于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香 加以 曙嶺移雲 松掛羅而傾盖 夕岫結霧鳥封q而迷林 庭舞新蝶 空歸故鴈 於是盖天坐地 <促>膝飛觴 忘言一室之裏 開衿煙霞之外 淡然自放 快然自足 若非翰苑何以r情 詩紀落梅之篇古今夫何異矣 宜賦園梅聊成短詠) |
原文 | 烏梅能波奈 知利麻我比多流 乎加肥尓波 宇具比須奈久母 波流加多麻氣弖[大隅目榎氏鉢麻呂] |
訓読 | 梅の花散り乱ひたる岡びには鴬鳴くも春かたまけて[大隅目榎氏鉢麻呂] |
かな | うめのはな ちりまがひたる をかびには うぐひすなくも はるかたまけて |
英語(ローマ字) | UMENOHANA CHIRIMAGAHITARU WOKABINIHA UGUHISUNAKUMO HARUKATAMAKETE |
訳 | 梅の花が散り乱れる岡辺にはウグイスがさえずっている、ああ、春がやってきたんだなあ。 |
左注 | – |
校異 | – |
用語 | 梅花宴、作者:榎井、榎本、榎室、鉢麻呂、太宰府、福岡、天平2年1月13日、年紀、宴席、地名、植物、動物 |