万葉集 第5巻 830番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第5巻 830番歌

第5巻
歌番号830番歌
作者佐伯子首
題詞(梅花歌卅二首[并序] / 天平二年正月十三日 萃于帥老之宅 申宴會也 于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香 加以 曙嶺移雲 松掛羅而傾盖 夕岫結霧鳥封q而迷林 庭舞新蝶 空歸故鴈 於是盖天坐地 <促>膝飛觴 忘言一室之裏 開衿煙霞之外 淡然自放 快然自足 若非翰苑何以r情 詩紀落梅之篇古今夫何異矣 宜賦園梅聊成短詠)
原文萬世尓 得之波岐布得母 烏梅能波奈 多由流己等奈久 佐吉和多留倍子[筑前介佐氏子首]
訓読万代に年は来経とも梅の花絶ゆることなく咲きわたるべし[筑前介佐氏子首]
かなよろづよに としはきふとも うめのはな たゆることなく さきわたるべし
英語(ローマ字)YORODUYONI TOSHIHAKIFUTOMO UMENOHANA TAYURUKOTONAKU SAKIWATARUBESHI
この園の梅の花は未来永劫にわたって繰り返し咲き続けるだろう。
左注
校異留 [細][温][矢] 流
用語梅花宴、作者:佐伯子首、太宰府、福岡、天平2年1月13日、年紀、宴席、地名、植物