奈良県の万葉集についてまとめました。
掲載数 全 389 首
第1巻 8 首
歌番号 | 本歌 |
1 番歌 | 篭もよ み篭持ち 堀串もよ み堀串持ち … |
2 番歌 | 大和には 群山あれど とりよろふ 天の香 … |
52 番歌 | やすみしし 我ご大君 高照らす 日の皇子 … |
53 番歌 | 藤原の大宮仕へ生れ付くや娘子がともは羨し … |
60 番歌 | 宵に逢ひて朝面無み名張にか日長く妹が廬り … |
79 番歌 | 大君の 命畏み 柔びにし 家を置き こも … |
80 番歌 | あをによし奈良の家には万代に我れも通はむ … |
84 番歌 | 秋さらば今も見るごと妻恋ひに鹿鳴かむ山ぞ … |
第2巻 9 首
歌番号 | 本歌 |
91 番歌 | 妹が家も継ぎて見ましを大和なる大島の嶺に … |
92 番歌 | 秋山の木の下隠り行く水の我れこそ益さめ御 … |
156 番歌 | みもろの神の神杉已具耳矣自得見監乍共寝ね … |
157 番歌 | 三輪山の山辺真麻木綿短か木綿かくのみから … |
230 番歌 | 梓弓 手に取り持ちて ますらをの さつ矢 … |
231 番歌 | 高円の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ … |
232 番歌 | 御笠山野辺行く道はこきだくも繁く荒れたる … |
233 番歌 | 高円の野辺の秋萩な散りそね君が形見に見つ … |
234 番歌 | 御笠山野辺ゆ行く道こきだくも荒れにけるか … |
第3巻 39 首
第4巻 17 首
歌番号 | 本歌 |
518 番歌 | 春日野の山辺の道をよそりなく通ひし君が見 … |
525 番歌 | 佐保川の小石踏み渡りぬばたまの黒馬来る夜 … |
526 番歌 | 千鳥鳴く佐保の川瀬のさざれ波やむ時もなし … |
528 番歌 | 千鳥鳴く佐保の川門の瀬を広み打橋渡す汝が … |
529 番歌 | 佐保川の岸のつかさの柴な刈りそねありつつ … |
584 番歌 | 春日山朝立つ雲の居ぬ日なく見まくの欲しき … |
588 番歌 | 白鳥の飛羽山松の待ちつつぞ我が恋ひわたる … |
589 番歌 | 衣手を打廻の里にある我れを知らにぞ人は待 … |
593 番歌 | 君に恋ひいたもすべなみ奈良山の小松が下に … |
663 番歌 | 佐保渡り我家の上に鳴く鳥の声なつかしきは … |
675 番歌 | をみなへし佐紀沢に生ふる花かつみかつても … |
677 番歌 | 春日山朝居る雲のおほほしく知らぬ人にも恋 … |
698 番歌 | 春日野に朝居る雲のしくしくに我れは恋ひ増 … |
715 番歌 | 千鳥鳴く佐保の川門の清き瀬を馬うち渡しい … |
725 番歌 | にほ鳥の潜く池水心あらば君に我が恋ふる心 … |
726 番歌 | 外に居て恋ひつつあらずは君が家の池に住む … |
735 番歌 | 春日山霞たなびき心ぐく照れる月夜にひとり … |
第5巻 2 首
歌番号 | 本歌 |
866 番歌 | はろはろに思ほゆるかも白雲の千重に隔てる … |
867 番歌 | 君が行き日長くなりぬ奈良道なる山斎の木立 … |
第6巻 18 首
歌番号 | 本歌 |
948 番歌 | ま葛延ふ 春日の山は うち靡く 春さりゆ … |
949 番歌 | 梅柳過ぐらく惜しみ佐保の内に遊びしことを … |
969 番歌 | しましくも行きて見てしか神なびの淵はあせ … |
980 番歌 | 雨隠り御笠の山を高みかも月の出で来ぬ夜は … |
981 番歌 | 狩高の高円山を高みかも出で来る月の遅く照 … |
987 番歌 | 待ちかてに我がする月は妹が着る御笠の山に … |
990 番歌 | 茂岡に神さび立ちて栄えたる千代松の木の年 … |
991 番歌 | 石走りたぎち流るる泊瀬川絶ゆることなくま … |
992 番歌 | 故郷の飛鳥はあれどあをによし奈良の明日香 … |
1004 番歌 | 思ほえず来ましし君を佐保川のかはづ聞かせ … |
1010 番歌 | 奥山の真木の葉しのぎ降る雪の降りは増すと … |
1028 番歌 | ますらをの高円山に迫めたれば里に下り来る … |
1044 番歌 | 紅に深く染みにし心かも奈良の都に年の経ぬ … |
1045 番歌 | 世間を常なきものと今ぞ知る奈良の都のうつ … |
1046 番歌 | 岩綱のまた変若ちかへりあをによし奈良の都 … |
1047 番歌 | やすみしし 我が大君の 高敷かす 大和の … |
1048 番歌 | たち変り古き都となりぬれば道の芝草長く生 … |
1049 番歌 | なつきにし奈良の都の荒れゆけば出で立つご … |
第7巻 48 首
第8巻 44 首
第9巻 9 首
歌番号 | 本歌 |
1684 番歌 | 春山は散り過ぎぬとも三輪山はいまだふふめ … |
1747 番歌 | 白雲の 龍田の山の 瀧の上の 小椋の嶺に … |
1748 番歌 | 我が行きは七日は過ぎじ龍田彦ゆめこの花を … |
1749 番歌 | 白雲の 龍田の山を 夕暮れに うち越え行 … |
1750 番歌 | 暇あらばなづさひ渡り向つ峰の桜の花も折ら … |
1775 番歌 | 泊瀬川夕渡り来て我妹子が家の金門に近づき … |
1787 番歌 | うつせみの 世の人なれば 大君の 命畏み … |
1788 番歌 | 布留山ゆ直に見わたす都にぞ寐も寝ず恋ふる … |
1789 番歌 | 我妹子が結ひてし紐を解かめやも絶えば絶ゆ … |
第10巻 52 首
第11巻 26 首
歌番号 | 本歌 |
2353 番歌 | 泊瀬の斎槻が下に我が隠せる妻あかねさし照 … |
2415 番歌 | 娘子らを袖振る山の瑞垣の久しき時ゆ思ひけ … |
2417 番歌 | 石上布留の神杉神さぶる恋をも我れはさらに … |
2449 番歌 | 香具山に雲居たなびきおほほしく相見し子ら … |
2453 番歌 | 春柳葛城山に立つ雲の立ちても居ても妹をし … |
2454 番歌 | 春日山雲居隠りて遠けども家は思はず君をし … |
2456 番歌 | ぬばたまの黒髪山の山菅に小雨降りしきしく … |
2472 番歌 | 見わたしの三室の山の巌菅ねもころ我れは片 … |
2487 番歌 | 奈良山の小松が末のうれむぞは我が思ふ妹に … |
2511 番歌 | こもりくの豊泊瀬道は常滑のかしこき道ぞ恋 … |
2512 番歌 | 味酒のみもろの山に立つ月の見が欲し君が馬 … |
2644 番歌 | 小治田の板田の橋の壊れなば桁より行かむな … |
2656 番歌 | 天飛ぶや軽の社の斎ひ槻幾代まであらむ隠り … |
2668 番歌 | 二上に隠らふ月の惜しけども妹が手本を離る … |
2675 番歌 | 君が着る御笠の山に居る雲の立てば継がるる … |
2677 番歌 | 佐保の内ゆあらしの風の吹きぬれば帰りは知 … |
2699 番歌 | 阿太人の梁打ち渡す瀬を早み心は思へど直に … |
2701 番歌 | 明日香川明日も渡らむ石橋の遠き心は思ほえ … |
2702 番歌 | 明日香川水行きまさりいや日異に恋のまさら … |
2706 番歌 | 泊瀬川早み早瀬をむすび上げて飽かずや妹と … |
2713 番歌 | 明日香川行く瀬を早み早けむと待つらむ妹を … |
2715 番歌 | 神なびの打廻の崎の岩淵の隠りてのみや我が … |
2818 番歌 | かきつはた佐紀沼の菅を笠に縫ひ着む日を待 … |
2834 番歌 | 大和の室生の毛桃本繁く言ひてしものをなら … |
2837 番歌 | み吉野の水隈が菅を編まなくに刈りのみ刈り … |
2839 番歌 | かくしてやなほやまもらむ大荒木の浮田の社 … |
第12巻 30 首
歌番号 | 本歌 |
2859 番歌 | 明日香川高川避かし越ゑ来しをまこと今夜は … |
2860 番歌 | 八釣川水底絶えず行く水の継ぎてぞ恋ふるこ … |
2951 番歌 | 海石榴市の八十の街に立ち平し結びし紐を解 … |
2997 番歌 | 石上布留の高橋高々に妹が待つらむ夜ぞ更け … |
3001 番歌 | 春日野に照れる夕日の外のみに君を相見て今 … |
3010 番歌 | 佐保川の川波立たず静けくも君にたぐひて明 … |
3011 番歌 | 我妹子に衣春日の宜寸川よしもあらぬか妹が … |
3013 番歌 | 我妹子や我を忘らすな石上袖布留川の絶えむ … |
3014 番歌 | 三輪山の山下響み行く水の水脈し絶えずは後 … |
3018 番歌 | 高湍なる能登瀬の川の後も逢はむ妹には我れ … |
3019 番歌 | 洗ひ衣取替川の川淀の淀まむ心思ひかねつも … |
3020 番歌 | 斑鳩の因可の池のよろしくも君を言はねば思 … |
3032 番歌 | 君があたり見つつも居らむ生駒山雲なたなび … |
3036 番歌 | 思ひ出づる時はすべなみ佐保山に立つ雨霧の … |
3042 番歌 | 朝日さす春日の小野に置く露の消ぬべき我が … |
3050 番歌 | 春日野に浅茅標結ひ絶えめやと我が思ふ人は … |
3052 番歌 | かきつはた左紀沢に生ふる菅の根の絶ゆとや … |
3065 番歌 | み吉野の秋津の小野に刈る草の思ひ乱れて寝 … |
3066 番歌 | 妹待つと御笠の山の山菅の止まずや恋ひむ命 … |
3087 番歌 | ま菅よし宗我の川原に鳴く千鳥間なし我が背 … |
3088 番歌 | 恋衣着奈良の山に鳴く鳥の間なく時なし我が … |
3089 番歌 | 遠つ人狩道の池に住む鳥の立ちても居ても君 … |
3097 番歌 | さ桧隈桧隈川に馬留め馬に水飼へ我れ外に見 … |
3100 番歌 | 思はぬを思ふと言はば真鳥住む雲梯の杜の神 … |
3101 番歌 | 紫は灰さすものぞ海石榴市の八十の街に逢へ … |
3126 番歌 | 巻向の穴師の山に雲居つつ雨は降れども濡れ … |
3128 番歌 | 我妹子を夢に見え来と大和道の渡り瀬ごとに … |
3179 番歌 | 留まりにし人を思ふに秋津野に居る白雲のや … |
3196 番歌 | 春日野の浅茅が原に遅れ居て時ぞともなし我 … |
3209 番歌 | 春日なる御笠の山に居る雲を出で見るごとに … |
第13巻 31 首
歌番号 | 本歌 |
3225 番歌 | 天雲の 影さへ見ゆる こもりくの 泊瀬の … |
3227 番歌 | 葦原の 瑞穂の国に 手向けすと 天降りま … |
3228 番歌 | 神なびの三諸の山に斎ふ杉思ひ過ぎめや苔生 … |
3230 番歌 | みてぐらを 奈良より出でて 水蓼 穂積に … |
3231 番歌 | 月は日は変らひぬとも久に経る三諸の山の離 … |
3232 番歌 | 斧取りて 丹生の桧山の 木伐り来て 筏に … |
3233 番歌 | み吉野の瀧もとどろに落つる白波留まりにし … |
3236 番歌 | そらみつ 大和の国 あをによし 奈良山越 … |
3237 番歌 | あをによし 奈良山過ぎて もののふの 宇 … |
3240 番歌 | 大君の 命畏み 見れど飽かぬ 奈良山越え … |
3263 番歌 | こもりくの 泊瀬の川の 上つ瀬に 斎杭を … |
3266 番歌 | 春されば 花咲ををり 秋づけば 丹のほに … |
3267 番歌 | 明日香川瀬々の玉藻のうち靡き心は妹に寄り … |
3268 番歌 | みもろの 神奈備山ゆ との曇り 雨は降り … |
3276 番歌 | 百足らず 山田の道を 波雲の 愛し妻と … |
3289 番歌 | み佩かしを 剣の池の 蓮葉に 溜まれる水 … |
3291 番歌 | み吉野の 真木立つ山に 青く生ふる 山菅 … |
3293 番歌 | み吉野の 御金が岳に 間なくぞ 雨は降る … |
3294 番歌 | み雪降る吉野の岳に居る雲の外に見し子に恋 … |
3295 番歌 | うちひさつ 三宅の原ゆ 直土に 足踏み貫 … |
3296 番歌 | 父母に知らせぬ子ゆゑ三宅道の夏野の草をな … |
3310 番歌 | 隠口の 泊瀬の国に さよばひに 我が来れ … |
3311 番歌 | 隠口の泊瀬小国に妻しあれば石は踏めどもな … |
3312 番歌 | 隠口の 泊瀬小国に よばひせす 我が天皇 … |
3320 番歌 | 直に行かずこゆ巨勢道から石瀬踏み求めぞ我 … |
3324 番歌 | かけまくも あやに畏し 藤原の 都しみみ … |
3325 番歌 | つのさはふ磐余の山に白栲にかかれる雲は大 … |
3326 番歌 | 礒城島の 大和の国に いかさまに 思ほし … |
3330 番歌 | 隠口の 泊瀬の川の 上つ瀬に 鵜を八つ潜 … |
3331 番歌 | 隠口の 泊瀬の山 青旗の 忍坂の山は 走 … |
3333 番歌 | 大君の 命畏み 蜻蛉島 大和を過ぎて 大 … |
第14巻 3 首
歌番号 | 本歌 |
3544 番歌 | あすか川下濁れるを知らずして背ななと二人 … |
3545 番歌 | あすか川堰くと知りせばあまた夜も率寝て来 … |
3560 番歌 | ま金ふく丹生のま朱の色に出て言はなくのみ … |
第15巻 3 首
歌番号 | 本歌 |
3589 番歌 | 夕さればひぐらし来鳴く生駒山越えてぞ我が … |
3590 番歌 | 妹に逢はずあらばすべなみ岩根踏む生駒の山 … |
3722 番歌 | 大伴の御津の泊りに船泊てて龍田の山をいつ … |
第16巻 8 首
歌番号 | 本歌 |
3788 番歌 | 耳成の池し恨めし我妹子が来つつ潜かば水は … |
3819 番歌 | 夕立の雨うち降れば春日野の尾花が末の白露 … |
3822 番歌 | 橘の寺の長屋に我が率寝し童女放髪は髪上げ … |
3835 番歌 | 勝間田の池は我れ知る蓮なししか言ふ君が鬚 … |
3836 番歌 | 奈良山の児手柏の両面にかにもかくにも侫人 … |
3839 番歌 | 我が背子が犢鼻にするつぶれ石の吉野の山に … |
3849 番歌 | 生き死にの二つの海を厭はしみ潮干の山を偲 … |
3850 番歌 | 世間の繁き刈廬に住み住みて至らむ国のたづ … |
第17巻 13 首
歌番号 | 本歌 |
3916 番歌 | 橘のにほへる香かも霍公鳥鳴く夜の雨にうつ … |
3917 番歌 | 霍公鳥夜声なつかし網ささば花は過ぐとも離 … |
3918 番歌 | 橘のにほへる園に霍公鳥鳴くと人告ぐ網ささ … |
3919 番歌 | あをによし奈良の都は古りぬれどもと霍公鳥 … |
3920 番歌 | 鶉鳴く古しと人は思へれど花橘のにほふこの … |
3921 番歌 | かきつばた衣に摺り付け大夫の着襲ひ猟する … |
3922 番歌 | 降る雪の白髪までに大君に仕へまつれば貴く … |
3923 番歌 | 天の下すでに覆ひて降る雪の光りを見れば貴 … |
3924 番歌 | 山の狭そことも見えず一昨日も昨日も今日も … |
3925 番歌 | 新しき年の初めに豊の年しるすとならし雪の … |
3926 番歌 | 大宮の内にも外にも光るまで降れる白雪見れ … |
3931 番歌 | 君により我が名はすでに龍田山絶えたる恋の … |
3957 番歌 | 天離る 鄙治めにと 大君の 任けのまにま … |
第18巻 5 首
歌番号 | 本歌 |
7 番歌 | 秋の野のみ草刈り葺き宿れりし宇治の宮処の … |
第19巻 4 首
歌番号 | 本歌 |
4258 番歌 | 明日香川川門を清み後れ居て恋ふれば都いや … |
4279 番歌 | 能登川の後には逢はむしましくも別るといへ … |
4280 番歌 | 立ち別れ君がいまさば磯城島の人は我れじく … |
4281 番歌 | 白雪の降り敷く山を越え行かむ君をぞもとな … |
第20巻 24 首
歌番号 | 本歌 |
4258 番歌 | 明日香川川門を清み後れ居て恋ふれば都いや … |
4279 番歌 | 能登川の後には逢はむしましくも別るといへ … |
4280 番歌 | 立ち別れ君がいまさば磯城島の人は我れじく … |
4281 番歌 | 白雪の降り敷く山を越え行かむ君をぞもとな … |
4293 番歌 | あしひきの山行きしかば山人の我れに得しめ … |
4294 番歌 | あしひきの山に行きけむ山人の心も知らず山 … |
4295 番歌 | 高円の尾花吹き越す秋風に紐解き開けな直な … |
4296 番歌 | 天雲に雁ぞ鳴くなる高円の萩の下葉はもみち … |
4297 番歌 | をみなへし秋萩しのぎさを鹿の露別け鳴かむ … |
4315 番歌 | 宮人の袖付け衣秋萩ににほひよろしき高圓の … |
4316 番歌 | 高圓の宮の裾廻の野づかさに今咲けるらむを … |
4317 番歌 | 秋野には今こそ行かめもののふの男女の花に … |
4318 番歌 | 秋の野に露負へる萩を手折らずてあたら盛り … |
4319 番歌 | 高圓の秋野の上の朝霧に妻呼ぶ壮鹿出で立つ … |
4320 番歌 | 大夫の呼び立てしかばさを鹿の胸別け行かむ … |
4395 番歌 | 龍田山見つつ越え来し桜花散りか過ぎなむ我 … |
4449 番歌 | なでしこが花取り持ちてうつらうつら見まく … |
4450 番歌 | 我が背子が宿のなでしこ散らめやもいや初花 … |
4451 番歌 | うるはしみ我が思ふ君はなでしこが花になそ … |
4454 番歌 | 高山の巌に生ふる菅の根のねもころごろに降 … |
4461 番歌 | 堀江より水脈さかのぼる楫の音の間なくぞ奈 … |
4477 番歌 | 夕霧に千鳥の鳴きし佐保路をば荒しやしてむ … |
4478 番歌 | 佐保川に凍りわたれる薄ら氷の薄き心を我が … |
4491 番歌 | 大き海の水底深く思ひつつ裳引き平しし菅原 … |
奈良県の万葉集の解説
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