和歌山県の万葉集についてまとめました。
掲載数 全 92 首
第1巻 8 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 9 番歌 | 莫囂円隣之大相七兄爪謁気我が背子がい立た … |
| 10 番歌 | 君が代も我が代も知るや岩代の岡の草根をい … |
| 11 番歌 | 我が背子は仮廬作らす草なくは小松が下の草 … |
| 12 番歌 | 我が欲りし野島は見せつ底深き阿胡根の浦の … |
| 34 番歌 | 白波の浜松が枝の手向けぐさ幾代までにか年 … |
| 35 番歌 | これやこの大和にしては我が恋ふる紀路にあ … |
| 54 番歌 | 巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな … |
| 55 番歌 | あさもよし紀人羨しも真土山行き来と見らむ … |
第2巻 5 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 141 番歌 | 磐白の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた … |
| 142 番歌 | 家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎 … |
| 143 番歌 | 磐代の岸の松が枝結びけむ人は帰りてまた見 … |
| 144 番歌 | 磐代の野中に立てる結び松心も解けずいにし … |
| 146 番歌 | 後見むと君が結べる磐代の小松がうれをまた … |
第3巻 9 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 265 番歌 | 苦しくも降り来る雨か三輪の崎狭野の渡りに … |
| 285 番歌 | 栲領巾の懸けまく欲しき妹が名をこの背の山 … |
| 286 番歌 | よろしなへ我が背の君が負ひ来にしこの背の … |
| 291 番歌 | 真木の葉のしなふ背の山偲はずて我が越え行 … |
| 298 番歌 | 真土山夕越え行きて廬前の角太川原にひとり … |
| 307 番歌 | はだ薄久米の若子がいましける [一云 け … |
| 308 番歌 | 常磐なす石室は今もありけれど住みける人ぞ … |
| 309 番歌 | 石室戸に立てる松の木汝を見れば昔の人を相 … |
| 359 番歌 | 阿倍の島鵜の住む磯に寄する波間なくこのこ … |
第4巻 6 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 496 番歌 | み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど直に … |
| 497 番歌 | いにしへにありけむ人も我がごとか妹に恋ひ … |
| 498 番歌 | 今のみのわざにはあらずいにしへの人ぞまさ … |
| 544 番歌 | 後れ居て恋ひつつあらずは紀の国の妹背の山 … |
| 545 番歌 | 我が背子が跡踏み求め追ひ行かば紀の関守い … |
| 693 番歌 | かくのみし恋ひやわたらむ秋津野にたなびく … |
第6巻 3 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 917 番歌 | やすみしし 我ご大君の 常宮と 仕へ奉れ … |
| 918 番歌 | 沖つ島荒礒の玉藻潮干満ちい隠りゆかば思ほ … |
| 919 番歌 | 若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして … |
第7巻 27 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 1187 番歌 | 網引する海人とか見らむ飽の浦の清き荒磯を … |
| 1192 番歌 | 白栲ににほふ真土の山川に我が馬なづむ家恋 … |
| 1193 番歌 | 背の山に直に向へる妹の山事許せやも打橋渡 … |
| 1194 番歌 | 紀の国の雑賀の浦に出で見れば海人の燈火波 … |
| 1195 番歌 | 麻衣着ればなつかし紀の国の妹背の山に麻蒔 … |
| 1202 番歌 | 荒礒ゆもまして思へや玉の浦離れ小島の夢に … |
| 1208 番歌 | 妹に恋ひ我が越え行けば背の山の妹に恋ひず … |
| 1209 番歌 | 人ならば母が愛子ぞあさもよし紀の川の辺の … |
| 1210 番歌 | 我妹子に我が恋ひ行けば羨しくも並び居るか … |
| 1211 番歌 | 妹があたり今ぞ我が行く目のみだに我れに見 … |
| 1212 番歌 | 足代過ぎて糸鹿の山の桜花散らずもあらなむ … |
| 1213 番歌 | 名草山言にしありけり我が恋ふる千重の一重 … |
| 1214 番歌 | 安太へ行く小為手の山の真木の葉も久しく見 … |
| 1215 番歌 | 玉津島よく見ていませあをによし奈良なる人 … |
| 1217 番歌 | 玉津島見てしよけくも我れはなし都に行きて … |
| 1218 番歌 | 黒牛の海紅にほふももしきの大宮人しあさり … |
| 1219 番歌 | 若の浦に白波立ちて沖つ風寒き夕は大和し思 … |
| 1220 番歌 | 妹がため玉を拾ふと紀伊の国の由良の岬にこ … |
| 1226 番歌 | 三輪の崎荒磯も見えず波立ちぬいづくゆ行か … |
| 1228 番歌 | 風早の三穂の浦廻を漕ぐ舟の舟人騒く波立つ … |
| 1247 番歌 | 大汝少御神の作らしし妹背の山を見らくしよ … |
| 1305 番歌 | 見れど飽かぬ人国山の木の葉をし我が心から … |
| 1343 番歌 | 言痛くはかもかもせむを岩代の野辺の下草我 … |
| 1345 番歌 | 常ならぬ人国山の秋津野のかきつはたをし夢 … |
| 1368 番歌 | 岩倉の小野ゆ秋津に立ちわたる雲にしもあれ … |
| 1392 番歌 | 紫の名高の浦の真砂土袖のみ触れて寝ずかな … |
| 1396 番歌 | 紫の名高の浦のなのりその礒に靡かむ時待つ … |
第9巻 23 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 1665 番歌 | 妹がため我れ玉拾ふ沖辺なる玉寄せ持ち来沖 … |
| 1666 番歌 | 朝霧に濡れにし衣干さずしてひとりか君が山 … |
| 1667 番歌 | 妹がため我れ玉求む沖辺なる白玉寄せ来沖つ … |
| 1668 番歌 | 白崎は幸くあり待て大船に真梶しじ貫きまた … |
| 1669 番歌 | 南部の浦潮な満ちそね鹿島なる釣りする海人 … |
| 1670 番歌 | 朝開き漕ぎ出て我れは由良の崎釣りする海人 … |
| 1671 番歌 | 由良の崎潮干にけらし白神の礒の浦廻をあへ … |
| 1672 番歌 | 黒牛潟潮干の浦を紅の玉裳裾引き行くは誰が … |
| 1673 番歌 | 風莫の浜の白波いたづらにここに寄せ来る見 … |
| 1674 番歌 | 我が背子が使来むかと出立のこの松原を今日 … |
| 1675 番歌 | 藤白の御坂を越ゆと白栲の我が衣手は濡れに … |
| 1676 番歌 | 背の山に黄葉常敷く神岳の山の黄葉は今日か … |
| 1677 番歌 | 大和には聞こえも行くか大我野の竹葉刈り敷 … |
| 1678 番歌 | 紀の国の昔弓雄の鳴り矢もち鹿取り靡けし坂 … |
| 1679 番歌 | 紀の国にやまず通はむ妻の杜妻寄しこせに妻 … |
| 1680 番歌 | あさもよし紀へ行く君が真土山越ゆらむ今日 … |
| 1692 番歌 | 我が恋ふる妹は逢はさず玉の浦に衣片敷き独 … |
| 1693 番歌 | 玉櫛笥明けまく惜しきあたら夜を衣手離れて … |
| 1716 番歌 | 白波の浜松の木の手向けくさ幾代までにか年 … |
| 1796 番歌 | 黄葉の過ぎにし子らと携はり遊びし礒を見れ … |
| 1797 番歌 | 潮気立つ荒礒にはあれど行く水の過ぎにし妹 … |
| 1798 番歌 | いにしへに妹と我が見しぬばたまの黒牛潟を … |
| 1799 番歌 | 玉津島礒の浦廻の真砂にもにほひて行かな妹 … |
第11巻 3 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 2730 番歌 | 紀の浦の名高の浦に寄する波音高きかも逢は … |
| 2780 番歌 | 紫の名高の浦の靡き藻の心は妹に寄りにしも … |
| 2795 番歌 | 紀の国の飽等の浜の忘れ貝我れは忘れじ年は … |
第12巻 7 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 3009 番歌 | 橡の衣解き洗ひ真土山本つ人にはなほしかず … |
| 3037 番歌 | 殺目山行き返り道の朝霞ほのかにだにや妹に … |
| 3072 番歌 | 大崎の荒礒の渡り延ふ葛のゆくへもなくや恋 … |
| 3154 番歌 | いで我が駒早く行きこそ真土山待つらむ妹を … |
| 3168 番歌 | 衣手の真若の浦の真砂地間なく時なし我が恋 … |
| 3175 番歌 | 和歌の浦に袖さへ濡れて忘れ貝拾へど妹は忘 … |
| 3179 番歌 | 留まりにし人を思ふに秋津野に居る白雲のや … |
第13巻 1 首
| 歌番号 | 本歌 |
| 3321 番歌 | さ夜更けて今は明けぬと戸を開けて紀へ行く … |
和歌山県の万葉集の解説
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