万葉集 第20巻 4407番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第20巻 4407番歌

第20巻
歌番号 4407番歌
作者 他田部子磐前
題詞 (天平勝寳七歳乙未二月相替遣筑紫諸國防人等歌)
原文 比奈久母理 宇須比乃佐可乎 古延志太尓 伊毛賀古比之久 和須良延奴加母
訓読 ひな曇り碓氷の坂を越えしだに妹が恋しく忘らえぬかも
かな ひなくもり うすひのさかを こえしだに いもがこひしく わすらえぬかも
英語(ローマ字) HINAKUMORI USUHINOSAKAWO KOESHIDANI IMOGAKOHISHIKU WASURAENUKAMO
薄日さすというではないが、碓氷の坂を越えて行くとき、妻が恋しく、忘れられない。
左注 右一首他田部子磐前 / 二月廿三日上野國防人部領使大目正六位下上毛野君駿河進歌數十二首 但拙劣歌者不取載之
校異 賀 [元][春] 駕
用語 天平勝宝7年2月23日、年紀、作者:他田部子磐前、防人歌、群馬、上毛野駿河、悲別、羈旅、地名、望郷、枕詞

解説

「ひな曇り」とは「薄日曇り」という意味か。「越えしだに」は3615番歌、「忘れもしだは」は4367番歌にある。左注に「右は、他田部子磐前の歌」とある。4404番歌から4407番歌までの以下4首の注として「二月廿三日、上野國の防人部領使(さきもりのことりづかひ)、大目正六位下上毛野君駿河(かみつけののきみするが)がとりまとめ、奉った歌の數十二首、但し拙劣歌は登載せず」とある。防人部領使は防人を京に引率する役目。二月廿三日は天平勝宝7年(755年)。駿河が奉った相手は大伴家持

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