第17巻3898番歌はこちらにまとめました。
第17巻 3898番歌
巻 | 第17巻 |
歌番号 | 3898番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | (天平二年庚午冬十一月大宰帥大伴卿被任大納言 [兼帥如舊]上京之時ソ従等別取海路入京 於是悲傷羇旅各陳所心作歌十首) |
原文 | 大船乃 宇倍尓之居婆 安麻久毛乃 多度伎毛思良受 歌乞和我世 |
訓読 | 大船の上にし居れば天雲のたどきも知らず歌ひこそ我が背 |
かな | おほぶねの うへにしをれば あまくもの たどきもしらず うたひこそわがせ |
英語(ローマ字) | OHOBUNENO UHENISHIWOREBA AMAKUMONO TADOKIMOSHIRAZU UTAHIKOSOWAGASE |
訳 | 大船の上にいると、流れゆく雲のようによるべも分からず、こうして歌でも詠わないとたまらない。 |
左注 | (右九首作者不審姓名) |
校異 | – |
用語 | 天平2年11月、年紀、旅人従者、羈旅、、大伴旅人、女歌、遊行女婦 |