福島県の万葉集についてまとめました。
掲載数 全 10 首
第3巻 1 首
歌番号 | 本歌 |
396 番歌 | 陸奥の真野の草原遠けども面影にして見ゆと … |
第7巻 1 首
歌番号 | 本歌 |
1329 番歌 | 陸奥の安達太良真弓弦はけて引かばか人の我 … |
第14巻 5 首
歌番号 | 本歌 |
3426 番歌 | 会津嶺の国をさ遠み逢はなはば偲ひにせもと … |
3427 番歌 | 筑紫なるにほふ子ゆゑに陸奥の可刀利娘子の … |
3428 番歌 | 安達太良の嶺に伏す鹿猪のありつつも我れは … |
3437 番歌 | 陸奥の安達太良真弓はじき置きて反らしめき … |
3552 番歌 | まつが浦にさわゑうら立ちま人言思ほすなも … |
第16巻 1 首
歌番号 | 本歌 |
3807 番歌 | 安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心を我が思 … |
第18巻 2 首
歌番号 | 本歌 |
4094 番歌 | 葦原の 瑞穂の国を 天下り 知らしめしけ … |
4097 番歌 | 天皇の御代栄えむと東なる陸奥山に黄金花咲 … |
福島県と万葉集の解説
福島県は万葉集で収録されている最北の国になる。大化の改新(645)以降、東北は徐々に統治され、青森県まで広がった。とはいえ、京より東は東国(静岡県より東の国すべて)、もしくは東北を陸奥国(むつのくに)と言い、統治されたとはいえども、京より遠い未開の地であったのかもしれない。
陸奥は「みちのく」とも言い、道の奥にある国をさす。万葉集で「陸奥」というと、ほぼ福島県のことを言い、かろうじて宮城県が入る。