第14巻3493番歌はこちらにまとめました。
第14巻 3493番歌
巻 | 第14巻 |
歌番号 | 3493番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | – |
原文 | 於曽波夜母 奈乎許曽麻多賣 牟可都乎能 四比乃故夜提能 安比波多<我>波自 |
訓読 | 遅速も汝をこそ待ため向つ峰の椎の小やで枝の逢ひは違はじ |
かな | おそはやも なをこそまため むかつをの しひのこやでの あひはたがはじ |
英語(ローマ字) | OSOHAYAMO NAWOKOSOMATAME MUKATSUWONO SHIHINOKOYADENO AHIHATAGAHAJI |
訳 | 遅かれ速かれあなたを待ちましょう。向かいの峰の椎の木が枝先を伸ばしてやがて重なり合うのはまちがいないでしょうから。 |
左注 | 或本歌曰 於曽波夜毛 伎美乎思麻多武 牟可都乎能 思比乃佐要太能 登吉波須具登母 |
校異 | 家 我 [元][類] |
用語 | 東歌、相聞、植物、恋情、異伝 |
第14巻 3493S1番歌(異伝歌1)
題詞 | 或本歌曰 |
原文 | 於曽波夜毛 伎美乎思麻多武 牟可都乎能 思比乃佐要太能 登吉波須具登母 |
訓読 | 遅速も君をし待たむ向つ峰の椎のさ枝の時は過ぐとも |
かな | おそはやも きみをしまたむ むかつをの しひのさえだの ときはすぐとも |
英語(ローマ字) | OSOHAYAMO KIMIWOSHIMATAMU MUKATSUWONO SHIHINOSAEDANO TOKIHASUGUTOMO |
訳 | ここに来るのが遅くても早くても、もう気にしない。峰の椎の木の色だって移り変るけど、『君を待とう』と言っていたから。 |
左注 | – |
校異 | – |
用語 | 東歌、相聞、異伝、植物、恋情 |