第12巻3158番歌はこちらにまとめました。
第12巻 3158番歌
| 巻 | 第12巻 |
| 歌番号 | 3158番歌 |
| 作者 | 作者不詳 |
| 題詞 | (羇旅發思) |
| 原文 | 客尓有而 物乎曽念 白浪乃 邊毛奥毛 依者無尓 |
| 訓読 | 旅にありてものをぞ思ふ白波の辺にも沖にも寄るとはなしに |
| かな | たびにありて ものをぞおもふ しらなみの へにもおきにも よるとはなしに |
| 英語(ローマ字) | TABINIARITE MONOWOZOOMOFU SHIRANAMINO HENIMOOKINIMO YORUTOHANASHINI |
| 訳 | 旅にあってもの思いに揺れ動く。ちょうど白波が岸に寄ってくるのか沖に向かうのか分からぬように、よんどころない思いに揺れる。 |
| 左注 | – |
| 校異 | – |
| 用語 | 羈旅、遊行女婦、鬱屈、恋情 |

