第9巻1693番歌はこちらにまとめました。
第9巻 1693番歌
| 巻 | 第9巻 |
| 歌番号 | 1693番歌 |
| 作者 | 柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集) |
| 題詞 | (紀伊國作歌二首) |
| 原文 | 玉匣 開巻惜 ね夜矣 袖可礼而 一鴨将寐 |
| 訓読 | 玉櫛笥明けまく惜しきあたら夜を衣手離れて独りかも寝む |
| かな | たまくしげ あけまくをしき あたらよを ころもでかれて ひとりかもねむ |
| 英語(ローマ字) | TAMAKUSHIGE AKEMAKUWOSHIKI ATARAYOWO KOROMODEKARETE HITORIKAMONEMU |
| 訳 | (相手がいたら)玉櫛笥の蓋を開けるように明けるのが惜しい夜。が、共寝する子もいない私にはそんな夜もひとり寝するしかない。 |
| 左注 | (右柿本朝臣人麻呂之歌集所出) |
| 校異 | 寐 [類] 宿 |
| 用語 | 雑歌、作者:柿本人麻呂歌集、和歌山、羈旅、非略体、望郷 |

