万葉集 第5巻 816番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第5巻 816番歌

第5巻
歌番号816番歌
作者小野老
題詞(梅花歌卅二首[并序] / 天平二年正月十三日 萃于帥老之宅 申宴會也 于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香 加以 曙嶺移雲 松掛羅而傾盖 夕岫結霧鳥封q而迷林 庭舞新蝶 空歸故鴈 於是盖天坐地 <促>膝飛觴 忘言一室之裏 開衿煙霞之外 淡然自放 快然自足 若非翰苑何以r情 詩紀落梅之篇古今夫何異矣 宜賦園梅聊成短詠)
原文烏梅能波奈 伊麻佐家留期等 知利須義受 和我覇能曽能尓 阿利己世奴加毛[少貳小野大夫]
訓読梅の花今咲けるごと散り過ぎず我が家の園にありこせぬかも[少貳小野大夫]
かなうめのはな いまさけるごと ちりすぎず わがへのそのに ありこせぬかも
英語(ローマ字)UMENOHANA IMASAKERUGOTO CHIRISUGIZU WAGAHENOSONONI ARIKOSENUKAMO
げんに咲いているこの美しい梅の花が、われら一同のこの庭園にこのまま散らないでいてくれたらなあ。
左注
校異
用語梅花宴、作者:小野老、太宰府、福岡、天平2年1月13日、年紀、宴席、地名、植物