第5巻802番歌はこちらにまとめました。
第5巻 802番歌
巻 | 第5巻 |
歌番号 | 802番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | 思子等歌一首[并序] / 釋迦如来金口正説 等思衆生如羅m羅 又説 愛無過子 至極大聖尚有愛子之心 況乎世間蒼生誰不愛子乎 |
原文 | 宇利<波><米婆> 胡藤母意母保由 久利波米婆 麻斯提斯農波由 伊豆久欲利 枳多利斯物能曽 麻奈迦比尓 母等奈可可利提 夜周伊斯奈佐農 |
訓読 | 瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ いづくより 来りしものぞ まなかひに もとなかかりて 安寐し寝なさぬ |
かな | うりはめば こどもおもほゆ くりはめば ましてしぬはゆ いづくより きたりしものぞ まなかひに もとなかかりて やすいしなさぬ |
英語(ローマ字) | URIHAMEBA KODOMOOMOHOYU KURIHAMEBA MASHITESHINUHAYU IDUKUYORI KITARISHIMONOZO MANAKAHINI MOTONAKAKARITE YASUISHINASANU |
訳 | (我が子が)ウリを食べていると可愛らしく、栗を食べているといっそう可愛く、子供というのはどこからやってきたのだろう。まのあたりにちらついてしきりに思い出され、安心して眠られない。 |
左注 | (神龜五年七月廿一日於嘉摩郡撰定 筑前國守山上憶良) |
校異 | 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 婆 波 [紀][細][温] / <> 米婆[西(右書)][紀][細] |
用語 | 作者:山上憶良、愛子、仏教、福岡、子供、植物、神亀5年7月21日、年紀、地名 |