万葉集 第5巻 796番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第5巻796番歌はこちらにまとめました。

スポンサーリンク

第5巻 796番歌

第5巻
歌番号796番歌
作者作者不詳
題詞((盖聞 四生起滅方夢皆空 三界漂流喩環不息 所以維摩大士在于方丈 有懐染疾之患 釋迦能仁坐於雙林 無免泥j之苦 故知 二聖至極不能拂力負之尋至 三千世界誰能逃黒闇之捜来 二鼠<競>走而度目之鳥旦飛 四蛇争侵而過隙之駒夕走 嗟乎痛哉 紅顏共三従長逝 素質与四徳永滅 何圖偕老違於要期 獨飛生於半路 蘭室屏風徒張 断腸之哀弥痛 枕頭明鏡空懸 染k之涙逾落 泉門一掩 無由再見 嗚呼哀哉 / 愛河波浪已先滅 苦海煩悩亦無結 従来厭離此穢土 本願託生彼浄刹 / 日本挽歌一首)反歌)
原文伴之伎与之 加久乃未可良尓 之多比己之 伊毛我己許呂乃 須別毛須別那左
訓読はしきよしかくのみからに慕ひ来し妹が心のすべもすべなさ
かなはしきよし かくのみからに したひこし いもがこころの すべもすべなさ
英語(ローマ字)HASHIKIYOSHI KAKUNOMIKARANI SHITAHIKOSHI IMOGAKOKORONO SUBEMOSUBENASA
こんなことになるとも知らず、ここ太宰府まで付いてきてくれた妻の心を思うと、ただ辛い。
左注(神龜五年七月廿一日 筑前國守山上憶良上)
校異
用語作者:山上憶良、大伴旅人、仏教、無常、哀悼、亡妻、太宰府、福岡、地名、神亀5年7月21日、年紀