万葉集 第20巻 4357番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第20巻4357番歌はこちらにまとめました。

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第20巻 4357番歌

第20巻
歌番号4357番歌
作者刑部千國
題詞(天平勝寳七歳乙未二月相替遣筑紫諸國防人等歌)
原文阿之可伎能 久麻刀尓多知弖 和藝毛古我 蘇弖<母>志保々尓 奈伎志曽母波由
訓読葦垣の隈処に立ちて我妹子が袖もしほほに泣きしぞ思はゆ
かなあしかきの くまとにたちて わぎもこが そでもしほほに なきしぞもはゆ
英語(ローマ字)ASHIKAKINO KUMATONITACHITE WAGIMOKOGA SODEMOSHIHOHONI NAKISHIZOMOHAYU
葦垣(あしかき)の隈っこ立って、愛しい彼女が袖をぐしょぬれにして泣いた。その姿が思い出されてならない。
左注右一首市原郡上丁刑部直千國 ( / 二月九日上総國防人部領使少目従七位下茨田連沙弥麻呂進歌數十九首 但拙劣歌者不取載之)
校異毛 母 [元][類]
用語天平勝宝7年2月9日、年紀、作者:刑部千國、防人歌、千葉、茨田沙弥麻呂、悲別、恋情、出発、羈旅
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