万葉集 第17巻 4017番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第17巻 4017番歌

第17巻
歌番号4017番歌
作者大伴家持
題詞
原文東風 [越俗語東風謂<之>安由乃可是也] 伊多久布久良之 奈呉乃安麻能 都利須流乎夫祢 許藝可久流見由
訓読あゆの風 [越俗語東風謂之あゆの風是也] いたく吹くらし奈呉の海人の釣する小船漕ぎ隠る見ゆ
かなあゆのかぜ いたくふくらし なごのあまの つりするをぶね こぎかくるみゆ
英語(ローマ字)AYUNOKAZE ITAKUFUKURASHI NAGONOAMANO TSURISURUWOBUNE KOGIKAKURUMIYU
あゆの風が激しく吹いているようだ。奈呉(なご)で海人(あま)が釣する小舟があわてて浦陰に避難するのが見える。
左注(右四首天平廿年春正月廿九日大伴宿祢家持)
校異<> 之 [元][類]
用語天平20年1月29日、年紀、作者:大伴家持、地名、高岡、富山、叙景、方言