第17巻3986番歌はこちらにまとめました。
第17巻 3986番歌
巻 | 第17巻 |
歌番号 | 3986番歌 |
作者 | 大伴家持 |
題詞 | (二上山賦一首 [此山者有射水郡也]) |
原文 | 之夫多尓能 佐伎能安里蘇尓 与須流奈美 伊夜思久思久尓 伊尓之敝於母保由 |
訓読 | 渋谿の崎の荒礒に寄する波いやしくしくにいにしへ思ほゆ |
かな | しぶたにの さきのありそに よするなみ いやしくしくに いにしへおもほゆ |
英語(ローマ字) | SHIBUTANINO SAKINOARISONI YOSURUNAMI IYASHIKUSHIKUNI INISHIHEOMOHOYU |
訳 | 渋谿(しぶたに)の崎の荒磯に寄せる波のように、ああしきりに昔のことが思われる。 |
左注 | (右三月卅日依興作之 大伴宿祢家持) |
校異 | – |
用語 | 天平19年3月30日、年紀、作者:大伴家持、地名、高岡、富山、序詞、寿歌、儀礼歌、土地讃美、依興 |
解説
題詞は3985番歌から。
「渋谿(しぶたに)の崎」は前長歌参照。「しくしくに」は「しきりに」という意味。
左注は3987番歌で終わり。