万葉集 第17巻 3894番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第17巻 3894番歌

第17巻
歌番号3894番歌
作者作者不詳
題詞(天平二年庚午冬十一月大宰帥大伴卿被任大納言 [兼帥如舊]上京之時ソ従等別取海路入京 於是悲傷羇旅各陳所心作歌十首)
原文淡路嶋 刀和多流船乃 可治麻尓毛 吾波和須礼受 伊弊乎之曽於毛布
訓読淡路島門渡る船の楫間にも我れは忘れず家をしぞ思ふ
かなあはぢしま とわたるふねの かぢまにも われはわすれず いへをしぞおもふ
英語(ローマ字)AHADISHIMA TOWATARUFUNENO KADIMANIMO WAREHAWASUREZU IHEWOSHIZOOMOFU
淡路島の瀬戸にさしかかって梶を漕ぐ間が忙しくなってきた。そのせわしない間も私は家のことが頭をよぎる。
左注(右九首作者不審姓名)
校異
用語天平2年11月、年紀、旅人従者、羈旅、地名、淡路、兵庫、序詞、望郷、大伴旅人