第6巻998番歌はこちらにまとめました。
第6巻 998番歌
巻 | 第6巻 |
歌番号 | 998番歌 |
作者 | 船王 |
題詞 | (春三月幸于難波宮之時歌六首) |
原文 | 如眉 雲居尓所見 阿波乃山 懸而榜舟 泊不知毛 |
訓読 | 眉のごと雲居に見ゆる阿波の山懸けて漕ぐ舟泊り知らずも |
かな | まよのごと くもゐにみゆる あはのやま かけてこぐふね とまりしらずも |
英語(ローマ字) | MAYONOGOTO KUMOゐNIMIYURU AHANOYAMA KAKETEKOGUFUNE TOMARISHIRAZUMO |
訳 | 横に長い眉のように、かかった雲の向こうに見える阿波の山々。そこに向かって漕いでいく舟が見える。どこに泊まるつもりか分からないけれども。 |
左注 | 右一首船王作 |
校異 | – |
用語 | 雑歌、作者:船王、行幸、羈旅、大阪、難波、黒人、不安、恋情、天平6年3月、年紀、地名 |