第17巻3984番歌はこちらにまとめました。
第17巻 3984番歌
| 巻 | 第17巻 |
| 歌番号 | 3984番歌 |
| 作者 | 大伴家持 |
| 題詞 | (立夏四月既經累日而由未聞霍公鳥喧因作恨歌二首) |
| 原文 | 多麻尓奴久 波奈多知<婆>奈乎 等毛之美思 己能和我佐刀尓 伎奈可受安流良之 |
| 訓読 | 玉に貫く花橘をともしみしこの我が里に来鳴かずあるらし |
| かな | たまにぬく はなたちばなを ともしみし このわがさとに きなかずあるらし |
| 英語(ローマ字) | TAMANINUKU HANATACHIBANAWO TOMOSHIMISHI KONOWAGASATONI KINAKAZUARURASHI |
| 訳 | 玉に貫いて飾る橘の花が乏しいので、この我が里に(ホトトギス)はやって来て鳴かないのだろうか。 |
| 左注 | 霍公鳥者立夏之日来鳴必定 又越中風土希有橙橘也 因此大伴宿祢家持感發於懐聊於裁此歌 [三月廿九日] |
| 校異 | 波 婆 [類][紀][細] |
| 用語 | 天平19年3月29日、年紀、作者:大伴家持、植物、怨恨、高岡、富山 |

