第17巻3975番歌はこちらにまとめました。
第17巻 3975番歌
巻 | 第17巻 |
歌番号 | 3975番歌 |
作者 | 大伴池主 |
題詞 | (昨日述短懐今朝汗耳目 更承賜書且奉不次 死罪々々 不遺下賎頻恵 徳音 英<霊>星氣逸調過人 智水仁山既ヒ琳瑯之光彩 潘江陸海自坐詩書之廊廟 騁思非常託情有理 七歩成章數篇満紙 巧遣愁人之重患 能除戀者之積思 山柿歌泉比此如蔑 彫龍筆海粲然得看矣 方知僕之有幸也 敬和歌其詞云) |
原文 | 和賀勢故邇 古非須敝奈賀利 安之可伎能 保可尓奈氣加布 安礼之可奈思母 |
訓読 | 我が背子に恋ひすべながり葦垣の外に嘆かふ我れし悲しも |
かな | わがせこに こひすべながり あしかきの ほかになげかふ あれしかなしも |
英語(ローマ字) | WAGASEKONI KOHISUBENAGARI ASHIKAKINO HOKANINAGEKAFU ARESHIKANASHIMO |
訳 | あなたを思うとどうしようもなく、葦(あし)の垣根の外から嘆くしかない私は悲しい。 |
左注 | 三月五日大伴宿祢池主 |
校異 | – |
用語 | 天平19年3月5日、年紀、作者:大伴池主、贈答、大伴家持、恋情、遊覧、書簡、高岡、富山 |