第14巻3538番歌はこちらにまとめました。
第14巻 3538番歌
| 巻 | 第14巻 |
| 歌番号 | 3538番歌 |
| 作者 | 作者不詳 |
| 題詞 | – |
| 原文 | 比呂波之乎 宇馬古思我祢弖 己許呂能未 伊母我理夜里弖 和波己許尓思天 |
| 訓読 | 広橋を馬越しがねて心のみ妹がり遣りて我はここにして |
| かな | ひろはしを うまこしがねて こころのみ いもがりやりて わはここにして |
| 英語(ローマ字) | HIROHASHIWO UMAKOSHIGANETE KOKORONOMI IMOGARIYARITE WAHAKOKONISHITE |
| 訳 | 馬が広い橋を越えかねるように、心はあの子の許へ飛んでいくが、私は行きかねてここに逡巡としている。 |
| 左注 | 或本歌發句曰 乎波夜之尓 古麻乎波左佐氣 |
| 校異 | – |
| 用語 | 東歌、相聞、異伝、うわさ、恋情、動物 |
第14巻 3538S1番歌(異伝歌1)
| 題詞 | 或本歌發句曰 |
| 原文 | 乎波夜之尓 古麻乎波左佐氣 |
| 訓読 | 小林に駒を馳ささげ |
| かな | をばやしに こまをはささげ |
| 英語(ローマ字) | WOBAYASHINI KOMAWOHASASAGE |
| 訳 | 二人が会ったのはわずかな時間、二人の恋は富士の頂に降る吹雪のように激しく、積もり積もって絶えることはないよ。 |
| 左注 | – |
| 校異 | – |
| 用語 | 東歌、相聞、異伝、恋情 |

