第13巻3327番歌はこちらにまとめました。
第13巻 3327番歌
巻 | 第13巻 |
歌番号 | 3327番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | – |
原文 | 百小竹之 三野王 金厩 立而飼駒 角厩 立而飼駒 草社者 取而飼<曰戸> 水社者 は而飼<曰戸> 何然 大分青馬之 鳴立鶴 |
訓読 | 百小竹の 三野の王 西の馬屋に 立てて飼ふ駒 東の馬屋に 立てて飼ふ駒 草こそば 取りて飼ふと言へ 水こそば 汲みて飼ふと言へ 何しかも 葦毛の馬の いなき立てつる |
かな | ももしのの みののおほきみ にしのうまやに たててかふこま ひむがしのうまやに たててかふこま くさこそば とりてかふといへ みづこそば くみてかふといへ なにしかも あしげのうまの いなきたてつる |
英語(ローマ字) | MOMOSHINONO MINONOOHOKIMI NISHINOUMAYANI TATETEKAFUKOMA HIMUGASHINOUMAYANI TATETEKAFUKOMA KUSAKOSOBA TORITEKAFUTOIHE MIDUKOSOBA KUMITEKAFUTOIHE NANISHIKAMO ASHIGENOUMANO INAKITATETSURU |
訳 | 百小竹(ももしの)の群生する三野においでになった王(皇子)は、西に馬小屋を建てて飼い、東に馬小屋を建てて馬を飼っておられた。草を刈り取ってきて与えてあるというのに、また、水も汲んできて与えてあるというのに、どういうわけか葦毛の馬たちがいなないている。 |
左注 | (右二首) |
校異 | [岩波古典大系] / 旱 曰戸 [岩波古典大系] |
用語 | 美努王、譬喩、皇子挽歌 |