第13巻3248番歌はこちらにまとめました。
第13巻 3248番歌
巻 | 第13巻 |
歌番号 | 3248番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | 相聞 |
原文 | 式嶋之 山跡之土丹 人多 満而雖有 藤浪乃 思纒 若草乃 思就西 君<目>二 戀八将明 長此夜乎 |
訓読 | 磯城島の 大和の国に 人さはに 満ちてあれども 藤波の 思ひまつはり 若草の 思ひつきにし 君が目に 恋ひや明かさむ 長きこの夜を |
かな | しきしまの やまとのくにに ひとさはに みちてあれども ふぢなみの おもひまつはり わかくさの おもひつきにし きみがめに こひやあかさむ ながきこのよを |
英語(ローマ字) | SHIKISHIMANO YAMATONOKUNINI HITOSAHANI MICHITEAREDOMO FUDINAMINO OMOHIMATSUHARI WAKAKUSANO OMOHITSUKINISHI KIMIGAMENI KOHIYAAKASAMU NAGAKIKONOYOWO |
訳 | 磯城島(しきしま)の大和の国に人は多く満ちているけれど、藤波のようにまつわりつき、若草のように思いが兆したあの方に逢えないものかと恋い焦がれ、この長い夜を明かさんとしています。 |
左注 | (右二首) |
校異 | [元][類] |
用語 | 日本、嘆息、恋情 |