万葉集 第13巻 3237番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第13巻 3237番歌

第13巻
歌番号3237番歌
作者作者不詳
題詞或本歌曰
原文緑丹吉 平山過而 物部之 氏川渡 未通女等尓 相坂山丹 手向草 絲取置而 我妹子尓 相海之海之 奥浪 来因濱邊乎 久礼々々登 獨<曽>我来 妹之目乎欲
訓読あをによし 奈良山過ぎて もののふの 宇治川渡り 娘子らに 逢坂山に 手向け草 幣取り置きて 我妹子に 近江の海の 沖つ波 来寄る浜辺を くれくれと ひとりぞ我が来る 妹が目を欲り
かなあをによし ならやますぎて もののふの うぢかはわたり をとめらに あふさかやまに たむけくさ ぬさとりおきて わぎもこに あふみのうみの おきつなみ きよるはまへを くれくれと ひとりぞわがくる いもがめをほり
英語(ローマ字)AWONIYOSHI NARAYAMASUGITE MONONOFUNO UDIKAHAWATARI WOTOMERANI AFUSAKAYAMANI TAMUKEKUSA NUSATORIOKITE WAGIMOKONI AFUMINOUMINO OKITSUNAMI KIYORUHAMAHEWO KUREKURETO HITORIZOWAGAKURU IMOGAMEWOHORI
あをによし奈良山を過ぎて宇治川を渡り、娘子らに逢うとされる逢坂山に彼女に逢えるようにとお供えものを供え、沖の方から波が寄せてくる琵琶湖の浜辺をたった独りでとぼとぼと行く、彼女に逢いたくて。
左注(右三首)
校異塙) 青 / 雷 曽 [元][天][紀]
用語地名、奈良、京都、羈旅、滋賀、琵琶湖、望郷
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