万葉集 第13巻 3232番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第13巻3232番歌はこちらにまとめました。

スポンサーリンク

第13巻 3232番歌

第13巻
歌番号3232番歌
作者作者不詳
題詞
原文斧取而 丹生桧山 木折来而 筏尓作 二梶貫 礒榜廻乍 嶋傳 雖見不飽 三吉野乃 瀧動々 落白浪
訓読斧取りて 丹生の桧山の 木伐り来て 筏に作り 真楫貫き 礒漕ぎ廻つつ 島伝ひ 見れども飽かず み吉野の 瀧もとどろに 落つる白波
かなをのとりて にふのひやまの きこりきて いかだにつくり まかぢぬき いそこぎみつつ しまづたひ みれどもあかず みよしのの たきもとどろに おつるしらなみ
英語(ローマ字)WONOTORITE NIFUNOHIYAMANO KIKORIKITE IKADANITSUKURI MAKADINUKI ISOKOGIMITSUTSU SHIMADUTAHI MIREDOMOAKAZU MIYOSHINONO TAKIMOTODORONI OTSURUSHIRANAMI
斧を取って丹生の桧山の木を伐りとってきて筏に作り、両側に梶を取り付け、磯を巡りつつ島伝いに吉野を見れども見れども飽きない。滝からごうごうと轟いて落下するその白波を。
左注(右二首)
校異
用語奈良、川讃美、