第13巻3230番歌はこちらにまとめました。
第13巻 3230番歌
巻 | 第13巻 |
歌番号 | 3230番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | – |
原文 | 帛S 楢従出而 水蓼 穂積至 鳥網張 坂手乎過 石走 甘南備山丹 朝宮 仕奉而 吉野部登 入座見者 古所念 |
訓読 | みてぐらを 奈良より出でて 水蓼 穂積に至り 鳥網張る 坂手を過ぎ 石走る 神なび山に 朝宮に 仕へ奉りて 吉野へと 入ります見れば いにしへ思ほゆ |
かな | みてぐらを ならよりいでて みづたで ほづみにいたり となみはる さかてをすぎ いはばしる かむなびやまに あさみやに つかへまつりて よしのへと いりますみれば いにしへおもほゆ |
英語(ローマ字) | MITEGURAWO NARAYORIIDETE MIDUTADE HODUMINIITARI TONAMIHARU SAKATEWOSUGI IHABASHIRU KAMUNABIYAMANI ASAMIYANI TSUKAHEMATSURITE YOSHINOHETO IRIMASUMIREBA INISHIHEOMOHOYU |
訳 | 幣巾(へいはく)を手向けて神聖な奈良の都を出発し、水蓼(みづたで)草の生い茂る穂積(ほづみ)に至り、鳥網を張るので有名な坂手を過ぎ、激しい明日香川の流れる三諸の山を遙拝する離宮(朝宮)で仕えまつり、吉野へとお入りになるのを見ると、昔がしのばれる。 |
左注 | (右二首) |
校異 | – |
用語 | ?、地名、明日香、吉野、奈良、聖武天皇 |