第6巻966番歌はこちらにまとめました。
第6巻 966番歌
| 巻 | 第6巻 |
| 歌番号 | 966番歌 |
| 作者 | 作者不詳(児島) |
| 題詞 | (冬十二月<大>宰帥大伴卿上京<時>娘子作歌二首) |
| 原文 | 倭道者 雲隠有 雖然 余振袖乎 無礼登母布奈 |
| 訓読 | 大和道は雲隠りたりしかれども我が振る袖をなめしと思ふな |
| かな | やまとぢは くもがくりたり しかれども わがふるそでを なめしともふな |
| 英語(ローマ字) | YAMATODIHA KUMOGAKURITARI SHIKAREDOMO WAGAFURUSODEWO NAMESHITOMOFUNA |
| 訳 | あなた様は雲の向こうの遙か彼方の大和に向かって消えていかれました。けれどもこらえ切れずに袖を振ってしまいましたが、無礼だと思わないでくださいませ。 |
| 左注 | 右大宰帥<大>伴卿兼任大納言向京上道 此日馬駐水城顧望府家 于時送卿府吏之中有遊行女婦 其字曰兒嶋也 於是娘子傷此易別嘆彼難會 拭涕自吟振袖之歌 |
| 校異 | 太 大 [元][類][紀] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 |
| 用語 | 雑歌、作者:児島、遊行女婦、太宰府、大伴旅人、別離、恋情、福岡、天平2年11月、年紀、餞別、宴席、地名 |

