万葉集 第20巻 4295番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第20巻 4295番歌

第20巻
歌番号4295番歌
作者大伴池主
題詞天平勝寶五年八月十二日二三大夫等各提壷酒 登高圓野聊述所心作歌三首
原文多可麻刀能 乎婆奈布伎故酒 秋風尓 比毛等伎安氣奈 多太奈良受等母
訓読高円の尾花吹き越す秋風に紐解き開けな直ならずとも
かなたかまとの をばなふきこす あきかぜに ひもときあけな ただならずとも
英語(ローマ字)TAKAMATONO WOBANAFUKIKOSU AKIKAZENI HIMOTOKIAKENA TADANARAZUTOMO
高円のススキの穂に吹いてくる秋風、着物の紐を解いておくと、自然に着物の裾が翻って涼しい。
左注右一首左京少進大伴宿祢池主
校異天平勝宝五年八月 [細](塙) 八月 / 酒 [類][春] 須
用語天平勝宝5年8月12日、年紀、作者:大伴池主、地名、高円、奈良、宴席、植物