第18巻4033番歌はこちらにまとめました。
第18巻 4033番歌
巻 | 第18巻 |
歌番号 | 4033番歌 |
作者 | 田辺福麻呂 |
題詞 | (天平廿年春三月廾三日左大臣橘家之使者造酒司令史田<邊>福麻呂饗于守大伴宿祢家持舘爰作新歌并便誦古詠各述心緒) |
原文 | 奈美多<底>波 奈呉能宇良<未>尓 余流可比乃 末奈伎孤悲尓曽 等之波倍尓家流 |
訓読 | 波立てば奈呉の浦廻に寄る貝の間なき恋にぞ年は経にける |
かな | なみたてば なごのうらみに よるかひの まなきこひにぞ としはへにける |
英語(ローマ字) | NAMITATEBA NAGONOURAMINI YORUKAHINO MANAKIKOHINIZO TOSHIHAHENIKERU |
訳 | 波が立つと、奈呉(なご)の浦辺に間も置かず寄ってくる貝。そのように押し寄せてくる恋のせいで、いつのまにか年が過ぎてしまった。 |
左注 | (右四首田邊史福麻呂) |
校異 | 弖 底 [類][紀][温] / 末 未 [万葉集古義] |
用語 | 天平20年3月23日、作者:田辺福麻呂、宴席、挨拶、序詞、地名、高岡、富山、恋情、大伴家持、年紀 |