第17巻4018番歌はこちらにまとめました。
第17巻 4018番歌
| 巻 | 第17巻 |
| 歌番号 | 4018番歌 |
| 作者 | 大伴家持 |
| 題詞 | – |
| 原文 | 美奈刀可是 佐牟久布久良之 奈呉乃江尓 都麻欲<妣>可波之 多豆左波尓奈久[一云 多豆佐和久奈里] |
| 訓読 | 港風寒く吹くらし奈呉の江に妻呼び交し鶴多に鳴く [一云 鶴騒くなり] |
| かな | みなとかぜ さむくふくらし なごのえに つまよびかはし たづさはになく [たづさわくなり] |
| 英語(ローマ字) | MINATOKAZE SAMUKUFUKURASHI NAGONOENI TSUMAYOBIKAHASHI TADUSAHANINAKU [TADUSAWAKUNARI] |
| 訳 | 河口に寒々と風が吹いているようだ。奈呉(なご)の入り江に妻を呼び交わし、多くの鶴がが鳴いている。 |
| 左注 | (右四首天平廿年春正月廿九日大伴宿祢家持) |
| 校異 | 比 妣 [元][類] |
| 用語 | 天平20年1月29日、年紀、作者:大伴家持、地名、高岡、富山、叙景、推敲 |
解説
「奈呉(なご)」は富山県射水市(旧新湊市)の海。「鶴多(さは)に」は「鶴が多く」という意味。

