万葉集 第17巻 4015番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第17巻4015番歌はこちらにまとめました。

スポンサーリンク

第17巻 4015番歌

第17巻
歌番号4015番歌
作者大伴家持
題詞(思放逸鷹夢見感悦作歌一首[并短歌])
原文情尓波 由流布許等奈久 須加能夜麻 須加奈久能未也 孤悲和多利奈牟
訓読心には緩ふことなく須加の山すかなくのみや恋ひわたりなむ
かなこころには ゆるふことなく すかのやま すかなくのみや こひわたりなむ
英語(ローマ字)KOKORONIHA YURUFUKOTONAKU SUKANOYAMA SUKANAKUNOMIYA KOHIWATARINAMU
心にはわだかまりが解けきらず、須加の山の名のようにすっかりしょげかえって(逃げた鷹)を恋続けている。
左注右射水郡古江村取獲蒼鷹 形<容>美麗鷙雉秀群也 於時養吏山田史君麻呂調試失節野猟乖候 摶風之翅高翔匿雲 腐鼠之<餌>呼留靡驗 於是<張>設羅網窺乎非常奉幣神祇恃乎不虞也 <粤>以夢裏有娘子喩曰 使君勿作苦念空費<精><神> 放逸彼鷹獲得未幾矣哉 須叟覺<寤>有悦於懐 因作却恨之歌式旌感信 守大伴宿祢家持 [九月廾六日作也]
校異<> 容 [西(右書)][元][類][紀] / 雉 [新校] 雄 / 鉗 餌 [元][紀][細] / 帳 張[元][類][紀] / 奥 粤 [拾穂抄] / 情 精 [元][類] / 邪 神 [西(訂正右書)][元][類][紀] / 寐 寤 [元][類]
用語天平19年9月26日、年紀、作者:大伴家持、地名、高岡、富山、恋情、動物
タイトルとURLをコピーしました