万葉集 第17巻 3964番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第17巻 3964番歌

第17巻
歌番号3964番歌
作者大伴家持
題詞(忽沈<枉>疾殆臨泉路 仍作歌詞以申悲緒一首[并短歌])
原文山河乃 曽伎敝乎登保美 波之吉余思 伊母乎安比見受 可久夜奈氣加牟
訓読山川のそきへを遠みはしきよし妹を相見ずかくや嘆かむ
かなやまかはの そきへをとほみ はしきよし いもをあひみず かくやなげかむ
英語(ローマ字)YAMAKAHANO SOKIHEWOTOHOMI HASHIKIYOSHI IMOWOAHIMIZU KAKUYANAGEKAMU
山川を隔てて遙か遠く離れているので、ああ、いとしい彼女と逢いもならず、こうして嘆いていなければならないのか。
左注右天平十九年春二月廿日越中國守之舘臥病悲傷聊作此歌
校異天平十九年 [元] 十九年 / 廿 [元] 廿一 / 歌 [西] 謌
用語天平19年2月20日、年紀、作者:大伴家持、病気、悲嘆、恋情、高岡、富山