万葉集 第17巻 3892番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第17巻 3892番歌

第17巻
歌番号3892番歌
作者作者不詳
題詞(天平二年庚午冬十一月大宰帥大伴卿被任大納言 [兼帥如舊]上京之時ソ従等別取海路入京 於是悲傷羇旅各陳所心作歌十首)
原文伊蘇其登尓 海夫乃<釣>船 波C尓家里 我船波C牟 伊蘇乃之良奈久
訓読礒ごとに海人の釣舟泊てにけり我が船泊てむ礒の知らなく
かないそごとに あまのつりぶね はてにけり わがふねはてむ いそのしらなく
英語(ローマ字)ISOGOTONI AMANOTSURIBUNE HATENIKERI WAGAFUNEHATEMU ISONOSHIRANAKU
どこの磯にも海人の釣舟が泊まっている。私の乗るこの船はどこに停泊することだろう。
左注(右九首作者不審姓名)
校異鈎 釣 [元][類][紀]
用語天平2年11月、年紀、旅人従者、羈旅、大伴旅人、漂泊、旅愁