第17巻3890番歌はこちらにまとめました。
第17巻 3890番歌
巻 | 第17巻 |
歌番号 | 3890番歌 |
作者 | 三野石守 |
題詞 | 天平二年庚午冬十一月大宰帥大伴卿被任大納言 [兼帥如舊]上京之時ソ従等別取海路入京 於是悲傷羇旅各陳所心作歌十首 |
原文 | 和我勢兒乎 安我松原欲 見度婆 安麻乎等女登母 多麻藻可流美由 |
訓読 | 我が背子を安我松原よ見わたせば海人娘子ども玉藻刈る見ゆ |
かな | わがせこを あがまつばらよ みわたせば あまをとめども たまもかるみゆ |
英語(ローマ字) | WAGASEKOWO AGAMATSUBARAYO MIWATASEBA AMAWOTOMEDOMO TAMAMOKARUMIYU |
訳 | 我が友を待つという、その松原より見わたすと、海人(あま)の娘子(おとめ)たちが藻を刈り取っているのが見える。 |
左注 | 右一首三野連石守作 |
校異 | 羇 [元][紀][細](塙) 羈 |
用語 | 天平2年11月、年紀、作者:三野石守、旅人従者、羈旅、大伴旅人、帰京、地名、北九州、福岡、叙景、枕詞 |