第16巻3805番歌はこちらにまとめました。
第16巻 3805番歌
巻 | 第16巻 |
歌番号 | 3805番歌 |
作者 | 作者不詳(娘子) |
題詞 | 娘子臥聞夫君之歌従枕擧頭應聲和歌一首 |
原文 | 烏玉之 黒髪所<沾>而 沫雪之 零也来座 幾許戀者 |
訓読 | ぬばたまの黒髪濡れて沫雪の降るにや来ますここだ恋ふれば |
かな | ぬばたまの くろかみぬれて あわゆきの ふるにやきます ここだこふれば |
英語(ローマ字) | NUBATAMANO KUROKAMINURETE AWAYUKINO FURUNIYAKIMASU KOKODAKOFUREBA |
訳 | 黒髪がびっしょり濡れていますわ。淡雪が降りしきる中をいらっしゃったんですね。私がしきりに恋い焦がれるものだから。 |
左注 | 今案 此歌其夫被使既經累載而當還時雪落之冬也 因斯娘子作此沫雪之句歟 |
校異 | 歌 [西] 謌 / 沽 沾 [矢][京] |
用語 | 雑歌、枕詞、歌物語、物語、女歌、恋情、悲別、作者:娘子 |