万葉集 第15巻 3669番歌/作者・原文・時代・歌・訳

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第15巻 3669番歌

第15巻
歌番号3669番歌
作者壬生宇太麻呂
題詞(到筑前國志麻郡之韓亭舶泊經三日於時夜月之光皎々流照奄對此<華>旅情悽噎各陳心緒聊以裁歌六首)
原文多妣尓安礼杼 欲流波火等毛之 乎流和礼乎 也未尓也伊毛我 古非都追安流良牟
訓読旅にあれど夜は火灯し居る我れを闇にや妹が恋ひつつあるらむ
かなたびにあれど よるはひともし をるわれを やみにやいもが こひつつあるらむ
英語(ローマ字)TABINIAREDO YORUHAHITOMOSHI WORUWAREWO YAMINIYAIMOGA KOHITSUTSUARURAMU
旅の身空にいる私なのだが、夜は燈火を灯している。が、妻は闇夜にいて、私のことを恋しがっていることだろうか。
左注右一首大判官
校異
用語遣新羅使、天平8年、年紀、作者:壬生宇太麻呂、羈旅、望郷、恋情、福岡、韓亭