万葉集 第14巻 3358番歌/作者・原文・時代・歌・訳

第14巻3358番歌はこちらにまとめました。

スポンサーリンク

第14巻 3358番歌

第14巻
歌番号3358番歌
作者作者不詳
題詞
原文佐奴良久波 多麻乃緒婆可里 <古>布良久波 布自能多可祢乃 奈流佐波能其登
訓読さ寝らくは玉の緒ばかり恋ふらくは富士の高嶺の鳴沢のごと
かなさぬらくは たまのをばかり こふらくは ふじのたかねの なるさはのごと
英語(ローマ字)SANURAKUHA TAMANOWOBAKARI KOFURAKUHA FUJINOTAKANENO NARUSAHANOGOTO
共寝するのは玉の緒のように切れやすい。が、恋心は富士の高嶺のごうごうと鳴る沢のように激しく長く続く。 
左注或本歌曰 麻可奈思美 奴良久波思家良久 佐奈良久波 伊豆能多可祢能 奈流佐波奈須与 一本歌曰 阿敝良久波 多麻能乎思家也 古布良久波 布自乃多可祢尓 布流由伎奈須毛 / (右五首駿河國歌)
校異右 古 [西(訂正右書)][類][紀][温] / 久波 [細](塙) 久
用語東歌、相聞、静岡県、富士山、地名、恋情、歌謡、民謡、歌垣
スポンサーリンク

第14巻 3358S1番歌(異伝歌1)

題詞或本歌曰
原文麻可奈思美 奴良久波思家良久 佐奈良久波 伊豆能多可祢能 奈流佐波奈須与
訓読ま愛しみ寝らくはしけらくさ鳴らくは伊豆の高嶺の鳴沢なすよ
かなまかなしみ ぬらくはしけらく さならくは いづのたかねの なるさはなすよ
英語(ローマ字)MAKANASHIMI NURAKUHASHIKERAKU SANARAKUHA IDUNOTAKANENO NARUSAHANASUYO
あの子が可愛くて一緒にいたのは一時のことだが、ひとの噂は激しくて、伊豆の高嶺のごうごうと鳴る沢音のようだ。 
左注(右五首駿河國歌)
校異
用語東歌、相聞、静岡県、地名、伊豆、天城山、うわさ、人目、恋愛、歌垣、民謡、歌謡
スポンサーリンク

第-巻 -S2番歌(異伝歌2)

題詞一本歌曰
原文阿敝良久波 多麻能乎思家也 古布良久波 布自乃多可祢尓 布流由伎奈須毛
訓読逢へらくは玉の緒しけや恋ふらくは富士の高嶺に降る雪なすも
かなあへらくはたまのをしけやこふらくはふじのたかねにふるゆきなすも
英語(ローマ字)AHERAKUHA TAMANOWOSHIKEYA KOFURAKUHA FUJINOTAKANENI FURUYUKINASUMO
逢うのは玉の緒のようにいっときのことだが、恋心は富士の高嶺に降る雪のように激しく続く。
左注(右五首駿河國歌)
校異
用語東歌、相聞、静岡県、富士山、地名、恋情、歌垣、民謡、歌謡
タイトルとURLをコピーしました