第8巻1487番歌はこちらにまとめました。
第8巻 1487番歌
| 巻 | 第8巻 |
| 歌番号 | 1487番歌 |
| 作者 | 大伴家持 |
| 題詞 | (大伴家持恨霍公鳥晩喧歌二首) |
| 原文 | 霍公鳥 不念有寸 木晩乃 如此成左右尓 奈何不来喧 |
| 訓読 | 霍公鳥思はずありき木の暗のかくなるまでに何か来鳴かぬ |
| かな | ほととぎす おもはずありき このくれの かくなるまでに なにかきなかぬ |
| 英語(ローマ字) | HOTOTOGISU OMOHAZUARIKI KONOKURENO KAKUNARUMADENI NANIKAKINAKANU |
| 訳 | どこかでは鳴いていただろうホトトギス、今日になってやっと我が家の里で鳴いている。 |
| 左注 | – |
| 校異 | – |
| 用語 | 夏雑歌、作者:大伴家持、動物、怨恨 |
解説
題詞は1486番歌から。
「思はずありき」は「思ってもみなかった」、「木の暗(くれ)の」は「繁った葉群れの間」、「何か来鳴かぬ」は「なぜやって来て鳴かないのか」という意味である。

